身近でないけど身近な人。
私自身、生では一度だけ、拝見したことがあります。
就職説明会での社長プレゼンテーションでした。
昨今のゲーム業界と、任天堂のこれからを説明されていたとき、
「この人はなんてプレゼンが上手なんだろう」という印象がありました。
この時はニンテンドーダイレクトはもう始まっていた気がします。
そのことは分かっていたつもりですが、
あの感覚と同じように、聞いていてわかりやすいプレゼンでした。
私の身近な存在ではないのですが、
ニンテンドーダイレクトや、社長が訊く等は毎回チェックしていた私にとって、
勝手にものすごく身近な人に感じていました。
少なからず私以外の、私と同じようなことをしていた人たちもそう感じていた事と思います。
訃報を聞いた時、
少し前に亡くなった私の祖父の事を思い出しました。
祖父の訃報を聞いた時も、悲しさが自分の周りを包み込んで、周りの音が聞こえないような、そんな感じでした。
昨日も、そんな感覚で、「あぁやっぱり、自分にとって、身近な人だったんだな」と改めて実感しました。
E3ではTwitter更新をされていましたし、
株主総会にも出席されていたところを見ると、
かなりご無理をされていたのかな、と思います。
業界が業界ですから、どうしてもそういうことが多いと思いますが、
身体が第一ですから、無理をなさらないでほしかった。
手術前と後ではかなり雰囲気が変わっていて、「大丈夫なのかな」と思っていたこともありました。
社長が自ら「この体系が維持できそうなので、私のMiiも変更しました」
と、自分の体形の変化も、話題に取り込むユーモアを出していました。
前回のニンテンドーダイレクトで、紹介者を引き継ぐ話が出ていました。
この時は「今はNXの件もあるからそちらに専念したいのかな」という程度二しか考えませんでしたが、
今思うと、もしかしたら、ご病気の部分を考慮してだったのだろうか、とも考えてしまいます。
有野課長さんとの対談の時も、「出来ればまたゲームを作りたい」とおっしゃっていたことを思い出します。
もし岩田社長が今、ゲームを作るとしたら、どんなものを作るんでしょうか。
本当に、ありがとうございました。
岩田社長が発信するコンテンツには、本当にワクワクさせていただきました。
社長のゲームに対する熱量が今後の任天堂に繋がっていくことを願っています。