【クリア後レビュー】ペルソナもFEも未プレイな私が「幻影異聞録#FE」をプレイしたら
幻影異聞録#FEをクリアまでプレイしたので、レビューというか雑感を。
お話し重視の内容なので、ネタバレはしません。
キャラクターなどの情報に関してはHPに出ている情報以上の事は書いてない…はずです。
システム的な部分での感想が多いと思います。
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2015/12/26
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログ (9件) を見る
私の前情報として、
そもそもATLUS社製ゲームもあまりプレイした記憶がなく、
ペルソナもメガテンもやったことがありません。
インテリジェントシステムズのFE(ファイヤーエムブレム)は、スマブラのキャラクターと、PXZ2のキャラクターを「軽く知っている」程度。
どんな話でどういう人かは、まったくもってわかりません。
FEはシミュレーションゲームなので、私はあまり手を出さないジャンルなんですよね。
「この会社はこういうゲームを作るイメージ」というものがそれぞれあると思いますが、
今回は、かなりイメージが出来ないままのスタートです。
何故買ったのか
・PVの「Reincarnation」がカッコよかったから
・戦闘システムがおもしろそうだったから(特にセッション)
・育成システムが、自分に合いそうだったから(武器強化、クラスチェンジ等)
私は基本的に「ストーリーが面白そう」で買う事はまずないです。
システムが面白いか、キャラクターが好みかがかなりの領域を占めます。
今回に至っては、PVの歌と、システムに惹かれたから、が理由になります。
プレイ感想~戦闘~
これは想像通りというか、やはり面白かった。
ターン制バトルでありながら、「セッション」というシステムで、1ターンに大勢で敵をタコ殴り出来る爽快感は楽しかったです。
それだけでなく、セッションをつなげばつなぐほど、敵のアイテムもたくさん入手が出来るという特典付き。
武器強化に敵のアイテムが必要になるので、「いかに多くセッションをつなぐか」を楽しみにできました。
通常のスキルを使ったセッションだけでなく、「スペシャルパフォーマンス」と呼ばれる、いわゆるこのゲームでの、「超必殺技」的なスキルも、各キャラ特徴のある効果を持っています。
ボスなどの強敵については、「誰のスペシャルパフォーマンスを使えば戦況を有利にできるかを考える」という楽しみがありました。
また、通常のスキルから「アドリブパフォーマンス」と呼ばれる、ランダムに起こるパフォーマンスが強力で、単体指定のスキルでも全体攻撃になる(状態異常が付加されたりもします)効果がありました。これに何度救われたか…。
HPの動画を見ていただける通り、アドリブパフォーマンスもスペシャルパフォーマンスも見る分には楽しいですが、
戦闘のテンポが悪くなるのでは?と思ったりしましたが、ちゃんとボタンで飛ばせるのでご安心ください。
見たい時に見て、飛ばしたいときは飛ばせるのでありがたいですね。
どのパフォーマンスもかっこいい、かわいい、面白いものばかりでした。
プレイ感想~システム~
主な流れとしては、
「戦闘」でレベル上げを行い、敵を倒して手に入れるアイテムによって「強化」を行なっていく
という流れですが、個人的に面白いなと思ったのが、
サイドストーリーです。
これは、いわゆる仲間からのクエストを引き受ける形なのですが、これをクリアすることによって、
「アドリブパフォーマンス」や「スペシャルパフォーマンス」、「デュオアーツ」を手に入れることができます。
このサイドストーリーが程よくクリアしやすく面白い上、強力なスキルを手に入れられる、という攻略にとても重要なパーツになってくるので、
うまく作ってあるなぁ!と思いながらプレイしてました。
また、前述したセッションによるアイテムゲットで武器を強化するのですが、
きちんと、「どのモンスターから手に入れるか」「そのモンスターがどこにいるのか」が書かれているので、
「この敵見たことあるけどどこで見たっけ?」という事もなかったです。
HPの動画を見たとおり、キャラクター、良くしゃべります。
店の人も良くしゃべります。
ですが、ちゃんと早送り機能がついているのが助かります。
毎回聞く内容のとか、ゲームオーバーになって、「いや、もうそのイベント見てるから…」ってときは、
ガンガン早送りできるのはちょっとうれしかったですね。
Aボタン連打じゃなくていいんだ!というのが良かった。
プレイ感想~キャラクター~
沢山RPGをプレイしてきたわけではないので、本当は珍しくないかもしれませんが、
キャラクターはどなたも個性的ですが、
どなたも「芸能」についてすごく「真面目」だったことがすごく私の中では新鮮でした。
皆前を向いているというか。
RPGのキャラクターってどこかギスギスしているところがあったり(起きたり)するんですが、
そういうのが無かったというのが個人的には凄い好印象でした。
現実的では無い、といえば確かにそうなのですが。
ゲームだもの、やっぱりみんな仲良しが良いです。
プレイ感想~人によって合わないかも~
芸能界で活動する日常(日常?)も一つのストーリーとして含まれています。
かっこいいです。カワイイです。恋愛ものもありますし、
グラビアもあります。
そういうの苦手な人は辛いかもしれませんね。
私も画面を凝視し辛いシーンがいくつかありました。(不快という意味ではありません)
パフォーマと呼ばれる「未知の力」が重要なものとなっています。
ストーリーの流れに「理屈」(という書き方が正しいかはわかりませんが)を求める方にはきついかもしれません。
乱暴に言ってしまえば「ご都合主義」的な部分があるかもしれない、という事です。
(芸能にさして興味のない若者が可能性を秘めた選ばれしロードとか意味わかんねぇよ…と思った方はいると思いますし…)
私はよほどひどくなければご都合主義でも全然OKな人なので構いません。
(ご都合主義的であると気づかないとも言いますが)
ストーリーはすごくよかったです。
ネットでも少し話題に上がっている「ロード時間」ですが、
私は「ディスク版」を使用していて、たまに「ちょっと長いなー」と感じるくらいでした。
ただ、進行に支障をきたすレベルの長さではないと思います。
ダウンロード版だったら、気にならないんじゃないかなぁ。
ただ、そういう部分が気になる方は合わないかもしれませんね。
大きなマップ間の移動が時間がかかる感じですかね。
後、あるイベントがすごく動作が重くなる時がありました。
これも気になる人は気になるレベルですが、
快適にプレイしたいというのは誰でも思う事ですから、
購入検討をされている方は、購入する場合はダウンロード版をおすすめします。
昔、「天外魔境Ⅲ~NAMIDA~」っていう超絶ロード地獄のゲームがあってやな…面白かったけど。
プレイ感想~まとめ~
HPを見ればわかる通り、すごくカラフルでポップな印象を受けると思います。
このイメージをそのままゲームにしたような感じでした。
現代の東京を舞台にしていて且つ、ボカrウタロが流行っているという、最近の印象が盛り込まれているというのも、ちょっと面白かったですね。
すごく芸能界が華々しい感じがしすぎるのが気になりましたけどね(笑)
今回はヒロインがアイドルになるべく頑張る話ですし、
人の心に宿る表現力「パフォーマ」が重要なアイテムになっていますからね。
芸能、表現がテーマだけあって、
様々なキャラクターの歌、踊り、パフォーマンスがあります。
私にとってこれがとても良かったと感じました。
かっこいい、美しい、カワイイ、という言葉が自然と出てくるくらい。
まぁ購入理由の一つが「Reincarnation」が良かったからですから、
当然と言えば当然なのですが…。
他のものも良かったです。(個人的にはあれとあれが良かったなー)
ペルソナやFEをやっていない私は、全く困ることなく楽しめました。
おそらくFEを知っている人は「あーなるほどねーこう来るかー」的な、
「知っている人は知っている」パーツを見つけてニヤニヤ出来るかもしれません。
いかがでしたでしょうか、
私としてはWiiUを持っている方にはぜひプレイしてほしいRPGだと思います。
ペルソナもFEも未プレイの私でもすごく楽しめましたし、良い作品だと思います。
何故限定版でなく通常版を買ってしまったのか今更後悔しています。
プレイする人を気にかけたUIになっている(と思える)箇所がいくつもありました。
また、WiiUGamePadをコミュニケーションツールの一つとして使うというシステムが面白かったです。
もうL○NEとしか思えないツールですが、
基本的に向こうからアプローチをかけてくるだけですし、
キャラクター同士のやりとりも面白かったです。
いわゆる対面で会話するイメージと、文字でやり取りするイメージでは、
全く違う印象を持ちました。
これと併せて、ダンジョンMAPをPadで確認できるのも助かりました。
少しでも興味を持っていただければ幸いです。
ギャラリーモードが欲しかったよぉ…。
追記:2週目のフォルトナ事務所トロフィーで映像鑑賞できました。コメントをくださった方、本当にありがとうございます。
2019/09/05 追記
Switch版発売おめでとうございまーす!!!