飽き性ゲーマーズブログ

ゲームのプレイ感想、レビューやゲームに関する雑記を書き込む不定期更新ブログ。このゲーム面白そうと思ってもらえるような記事を書いていきたいです。

MENU

【プレイ感想】ダンジョン探索ローグライクゲーム初心者向け Crown Trick

今回はダンジョン探索ローグライクゲーム初心者におすすめしたい、「Crown Trick」というゲームです。

 

今回は作成した動画に合わせて、ブログにも文字起こしで記載します。

言葉尻とかは動画とは異なりますが、書いている内容は大体同じですので、

「文字で読みたいよー」って方はこちらをどうぞ。

 

~~~作成した動画はこちら~~~

 

youtu.be

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 今回は、2020年10月にリリースされた「Crown Trick(クラウントリック)」について、
・ゲームの特徴
・個人的に良かった点
・人による点
・おすすめ対象ユーザ

について記載いたします。

 

プラットフォームは SteamとNintendo Switchです。

 

 

ゲームの特徴

本ゲームは一言でいうと
 ターン制ダンジョン探索ローグライクゲーム
です。
同じようなゲームで言うと、「トルネコシリーズ」や「風来のシレン」シリーズのイメージが近いです。
ストーリーについて軽く説明をすると、
プレイヤーは主人公エリーとなって、ナイトメアと呼ばれるダンジョンの中で出会った謎の王冠と一緒に、ナイトメアから正常な世界を取り戻すべく、ダンジョンの深部へと進んでいきます。

このナイトメアというのは日本語に直すと悪夢となります。その名の通り、このダンジョンは主人公のエリーが眠ることでダンジョンの中に入る、という流れになっているようです。
夢の話なだけあって、王冠が喋ったりしているので何でもありな感じです。たまに王冠の喋り口調もおかしいです(たぶん訳の問題)

 

システムとしての話をすると、
ダンジョン内では、プレイヤーが動けば敵も動くターン制になっています。
プレイヤーは上下左右に移動ができ、向いている方向に攻撃をして、敵にダメージを与えます。
さらに、主人公には「ブリンク」という特殊能力を持ち、規定回数がありますが、ターンを消費せず、現在地から一定の距離を一瞬で移動することができます。
敵の攻撃を回避したり、逆に的に攻撃するために距離を詰めたりできるので非常に強い能力です。
敵を倒すとお金やクリスタル、たまにアイテムを拾うことができます。
敵を攻撃するための武器も種類があって、剣、双剣、槍、グローブ、斧などの近距離攻撃だけでなく、ピストル、杖、ライフルなどのちょっとした遠距離武器などもありました。
銃の系統の武器は種類によって弾の数が決められており、打ち切ると1ターン使ってリロードが入ります。
4マス先ぐらいを攻撃できるメリットがあるぶん、行動不能ターンが入るデメリットがあるみたいですね。

 

このゲームは他のシステムもシンプルにまとまっています。

例えば、トルネコシリーズや風来のシレンシリーズをご存知の方向けに説明をすると、満腹度がありません。
これらのゲームでは、一定ターン行動すると満腹度というのが100%からどんどん減っていって、0%になるとライフダメージが1ターン毎に入るという仕様です。

食べ物を食べると回復します。
本ゲームはそういう物がありません。なのでダンジョン歩き放題ですね。
「じゃあダンジョンで沢山敵を倒してレベル上げすればええやん!」と思ったあなた!

実は本ゲーム、レベルの概念もありません。
本ゲームでは、使用する武器と、魂器、アイテム、使い魔スキルの要素を使ってダンジョンを攻略します。
なんか色々言いましたが、詳細は後で説明します。
ともかく、プレイヤーの体力やMP、攻撃力や守備力などは、これらの要素を合算して強くします。

敵を倒すことで経験値を得る、というシステムは存在しないのです。
また、このゲームのダンジョンは、フロアごとに敵が存在し、倒したら復活しません。

一つの階に居座ることで得することはないですね。

 

さて話を少し戻して、魂器とはなにか?について説明します。
この魂器は、敵を倒すとたまに手に入るアイテムで、手に入れたらその場で特定の効果を得られるアイテムです。
手に入れたら、特定の条件下で○○する、みたいな効果ですね。
以前ご紹介したGunfire Rebornでは「オカルトスクロール」要素と同様ですね。
(最近のゲームだとトレンドなんですかね?ローグライク限定かな?)
この魂器は私がプレイした感じだと、上限に達したことはないので多分いくらでも入手はできると思います。レベルの概念がない分、簡単にバフが得られる魂器はすごく大事ですね。

 

最後に使い魔スキルです。
フロアには通常の敵だけではなく、エリートモンスター的なやつもいます。
このエリートモンスターを倒すと、そのモンスターが使っていたスキルを2つ使用することができます。
さらにこのエリートモンスターは2体使役できるので合計で4つのスキルを使うことができます。
こちらのスキルはMPを消費し、一度使うとクールタイムが発生します。
かなりコストは掛かりますが、スキルの効果は強力で、遠距離魔法攻撃のように使用でき、ダメージや状態異常効果が与えられるます。

このスキルをどのタイミングで使うかが鍵になってきます。

 

体力が0になるとゲームオーバーになり、眠っていたエリーは目を覚まします。
手に入れた武器やアイテムなどは全て失い、最初からになります。ここはローグライク要素ですね。
ダンジョンを潜っていくと、牢屋から人を助けることがあります。

助けた人は、この眠る場所の周りに拠点を構えて手助けをしてくれます。
敵を倒して入手したクリスタルを使い道具の所持数を増やしたり、強い武器を落としやすくするなどのこれまた強い永久効果を入手可能です。
これはGunfire Rebornにあったタレント効果によるものと同じですね。

 

個人的に面白かった点

1点目は、「魂器を入手することに寄る強化とそれに伴うビルド構築の楽しさ」です。
このゲームの成長要素は、レベルが存在しないので、武器と魂器による比重が大きいです。
この武器と次第に増えていく魂器を見ながら近接攻撃特化にするか、遠距離攻撃特化にするかとか、色々考えられますね。
魂器も必ず同じものが手に入るとは限りませんから、毎回毎回違うプレイが楽しめます。

 

2点目は、「武器とスキル、アイテムを駆使したパズルのような戦闘」です。
このゲームは、武器とスキル、アイテムを駆使してフロア内の敵をすべて倒していきます。

敵がいる場所を見ながらどのスキルが使えるか、アイテムを使うかを考えながら、まるで詰将棋を解くかのように選択を行っていきます。
「ブリンク」能力もありますので、敵の攻撃をかわしながら攻撃を加えていくこともできますし、
状態異常と攻撃をいかに組み合わせて大ダメージを与えるかを考えるのは楽しいですね。

 

人による点

1点目は「プレイ難易度が低いため、人によっては物足りない点」です。
このゲームは、既存のトルネコシレンシリーズに類似するシステムです。

しかし、レベルの概念がなく、満腹度制限もなく、もっというと、斜めの概念もありません。
ローグライクをたくさんプレイしてきた方々にとっては、楽しいけどちょっと物足りない?と感じるかもしれませんね。
私はこれでも十分難しいので楽しいです。

 

2点目は、「1戦闘に時間がかかる点」です。
このゲームは、フロアに敵が複数待機しており、それをすべて倒すまではフロア間の移動ができません。
つまりボスに行くまでのすべてのフロアに対して戦闘を行う必要があります。
しかし、一回ずつの戦闘に対して、武器とスキル、アイテムを駆使していくため、毎回戦闘が長いです。
ボスに至っては体力が非常に高い上にザコ敵と、フロアのギミックを使ってプレイヤーを苦しめていくので、ザコ敵との戦闘よりも長引きます。
どうやって倒すのか集中しているのでプレイしている間はそれほど気にならないのですが、
思いの外時間たっていて、進み具合はいまいち…ということがあります。

 

長々書きましたが、本作はダンジョン探索ローグライクゲームの中ではだいぶシステムはシンプル寄りなので、ダンジョン探索ローグライクゲーム初心者の方にはおすすめだと思います。

サクサク進めますし、アイテムや武器や魂器もそれなりにサクサク手に入るので、結構楽しいですしね。

Nintendo Switchでもプレイできるのでコンシューマの方もぜひ!